ふくしま散歩

旅と散策の記録、ちょっとしたレビューとか

真冬の檜原湖、湖に沈んだ鳥居を目指す

1888年7月15日、突如、磐梯山が噴火した。

山体崩壊が発生し、大量の土砂が長瀬川を堰き止めた。

その結果、檜原村が水没、檜原湖が生まれた。

五色沼を含む裏磐梯の湖はこの時の噴火の産物である。

 

湖に沈んだ檜原村でただ一つ沈まなかったのが今回紹介する山神社(大山祇神社)である。

この神社は村の高台にあったため本殿は水没を免れた。

現在でも冬になると湖の水位が低下し、参道が姿を現す。

そして普段水中に沈んでいる一ノ鳥居も顔を現すのだ。

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秋頃の山神社

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参道に生えていた大木の跡

奥にブイが浮かんでいる。これが一ノ鳥居の場所だ。

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秋に撮った案内板


2018年1月31日(水)

6:20

雪が舞う中、全面凍結した檜原湖に到着した。

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今思うと無謀だ

雪が多すぎたため神社の裏側から近寄れない。

かなり離れたところからのスタートだ。

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貧弱なスコップで掘り進む

ローカットのトレランシューズと小さなスコップで極寒の中、ひたすら進む。友人と交代してひたすらに掘り進んだ。

ワカサギ釣りの人たちが遠くをスノーモービルで爆走しているのが見える、一歩一歩ただ進む。

乗せて欲しかった…

本当に寒い。いや痛い。

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1時間経過…

7:30

ようやく鳥居付近に到達した。

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見返すとそんなにいい写真じゃない…

やっと着いた。レンズも結露し写真も曇ってしまった。

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行こうっていったのは俺だ、許してくれ…

 

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これが沈んでた鳥居だ

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雪でイマイチ見えない…

村が沈んで130年経った今も残っているのが奇跡。

もはや写真の出来よりもたどり着いた達成感が上回っていた。

途中薄くなった氷を踏み抜いて、靴が水没したのでもう足の感覚がなかった。

撮影し早々と撤収。整地済みなので帰りは少し楽だった。

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戦った道

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おわかりいただけるだろうか

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赤のラインが掘り進んだ道だ

行軍の跡がクッキリのこっている。

 

8:20

スタート地点に戻ってきた。めちゃくちゃ疲れた。

 

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冬っていいなぁ

戻ってきた頃に晴れ始めた。

頑張ったご褒美かのようなこの景色。

頑張ってよかったと気持ちも晴れ晴れだ。

 

 

 

 

1年後、ドローンを手に入れた。

それでもこの時は無駄じゃなかったと自信を持って言いたい。

あと友人に謝りたい。ごめん。

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空撮。ドローンってすごい

 

 

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